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抜け毛を憐れみ､もうもどってはこない後悔をするよりも､その抜け毛をよく観察してみるべきだ｡
抜け毛の事をよく観察すると､本当に薄毛が進んでいるのか､また､代謝等のただしい原因に拠って抜けた毛なのかが把握出きてくる｡
例を挙げると何かの病気になってしまったケースの場合､病気を治すにはできる限り初期の進展段階で発見して適切な治療を施す事が必要である｡
そしてそれは､抜け毛にも同じ事が云える｡

医薬品と云う名前もしくは名称のついている育毛剤は､その文字が示す通りで､抜け毛にかんする医療の現場や治療で使用される目的のものである｡
従って､勿論薬の類に入るので副作用がでる恐れがある事も失念してはいけない｡
また､医薬部外品の育毛剤は､その医薬品に順じた形に成る｡
機能としては､医薬品と比較してより温和である｡
医薬部外品は､副作用は全然生じないと断言は出きないが､ほぼその可能性はゼロと考慮してもよいものである｡

次は､円を描くように額から頭頂部へかけてマッサージをする｡
同じ要領で側頭部から頭頂部､後頭部から頭頂部へかけてマッサージを行っていくのだ｡
こうした一連の頭皮マッサージを1日に1回するのみで､充分な抜け毛の予防となる｡
出きるだけ息抜きしている時にマッサージをするのが好ましい為､1日の中でも殊更に忙しい時間帯を敬遠して行うべきだ｡
また､自身でマッサージをするのも勿論であるが､より息抜きする為に､家族等他の方にマッサージをしてもらうのも効果的である｡

脂漏性皮膚炎は､皮膚科で治療を受ける事が出きる｡
脂漏性皮膚炎の症状､例を挙げるとたいへん大きいフケが多量に落ちる等の症状があるような方は､そのまま放置しておくと抜け毛等の症状がいよいよ悪化してしまう為､ガマンをしないでドクターにみてもらうようにしよう｡

シャンプーをする事によりどうしても髪の毛が抜けてしまう｡
このような理由により､出きるだけシャンプーを避けようとする方が居る｡
しかしながら､毛髪の抜け毛を防ぎ予防をする為には､まず頭皮を洗浄し清潔にキープする事が必要不可欠で在り､そもそもシャンプーをする事に拠って抜ける髪の毛は､どうであろうとも近いうちに抜け去ってしまう｡
髪の毛を洗浄する､つまりは頭皮を洗浄すると云う事は抜け毛対策になりうるのである｡

煙草のニコチンには､血管を萎縮させる機能が有る｡
そうなると､当然頭皮の血行にも悪い影響が有る｡
頭皮に実在する毛根の部分には､毛髪を成長させる生きた細胞が有る｡
みえている毛髪の部分は､とっくに死んだ細胞であるため影響はないのだが､喫煙に拠って､毛根への必要な栄養の供給が邪魔をされる｡
すると､ヘアサイクルは狂いはじめてしまい､ただしく毛髪は育たずに抜け毛が増大するのである｡

ここで､おのおのの種類の機能する範囲をおぼえておこう｡
医薬品は､頭皮での痒みやフケを制御する｡
養毛､薄毛､抜け毛等を予防し､びまん性脱毛症､脂漏性皮膚炎､円形脱毛症等に効果が有る｡
医薬部外品も､頭皮での痒みやフケを制御する｡
養毛､薄毛､抜け毛等を予防する｡
化粧品は､髪の毛､頭皮を元気にし､痒みやフケを制御する｡

従って､ブラッシングにはナイロン性の毛のヘアブラシを使用する事は避け､髪の毛を傷付けにくい､ブタやイノシシの毛をできる限り使用するようにしよう｡
また､ドライヤー等の熱もキューティクルを傷付ける原因に成る｡
ここでのポイントは､時間をかけて出きる限り低い温度でドライヤー等を使用すると云う事である｡
勿論パーマや日差しによる紫外線等に拠っても､キューティクルが傷付けられる恐れが有る｡